「第５回手描きＰＯＰコンテスト」受賞作品発表

小学・中学・高校生による第５回手描きＰＯＰコンテスト受賞作品を発表します。
九州内の小学生、中学生、高校生から今回も多数のご応募をいただきました。ありがとうございました。今回は応募多数で優れた作品が多かったので佳作を１０名に増やし新たに審査員奨励賞をもうけました。
受賞作品は本学の図書館において、１１月３０日（木）まで展示します。

【最優秀賞】
松延　星空　中学３年生　『コーヒーが冷めないうちに』川口 俊和／サンマーク出版
最優秀賞、おめでとうございます。
コーヒーが注がれたカップを人が手に取り、冷めてしまわないうちに、「あの時」に戻って気持ちを伝えたい。描かれたデザインは立体感があり、フォントの種類や色使いのバランスも秀逸です。この本への興味を誘うPOPの役割を充分に果たし、味わい深い作品に仕上がっています。

【優秀賞】
鶴田　真菜　中学３年生『おいしいごはんが食べられますように』高瀬 隼子／講談社
優秀賞、おめでとうございます。
柔らかい色使いや文字とケーキを切り絵にしているところに工夫が感じられます。
数種類のケーキは、少しずつ食べられています。おもわず手に取って食べたくなります。

平塚　結生　高校２年生『変な絵』雨穴／双葉社
優秀賞、おめでとうございます。
展覧会で一つの作品を見ているように感じるデザインですね。絵の一部が燃えて欠けたようなデザインで「謎」が表現され、透明なフィルムを使用していることで実際に額縁に入っているように見えました。

牛島　真弥　高校３年生『世界が青くなったら』武田綾乃／文藝春秋
優秀賞、おめでとうございます。
誘うような拒むような青い色調のお店、平行世界の会いたい人に会えるという。ちょっと恐いけど扉を開けてみましょうか。

【佳作】
小袋　栞和　小学５年生  『死神うどんカフェ１号店』石川宏千花／講談社
坂本　千珠　中学２年生　『かぐや様は告らせたい  天才たちの恋愛頭脳戦』赤坂アカ／集英社
松本　真明　中学３年生　『五感のピクニック』杉田比呂美／文藝春秋
江上ひなた　高校１年生　『イニシエーション・ラブ』乾くるみ／文藝春秋
野田　琳音　高校２年生　『コウノドリ 命がうまれる現場から』鴻鳥サクラ著／鈴ノ木ユウ／イラスト／講談社
鈴木　相良　高校２年生　『告白』湊かなえ／双葉社
北本　杏　　高校２年生　『余命１０年』小坂流加／文芸社
宮﨑　佳奈　高校２年生　『人でなしの恋』江戸川乱歩／夜汽車／絵／立東舎
馬場　共生　高校２年生　『怪人二十面相』江戸川乱歩／庭／絵／講談社
工藤　弘季　高校３年生　『システム英単語 ５訂版』霜康司・刀祢 雅彦／駿台文庫

【審査員奨励賞】
鳥海　由莉　小学６年生　『交換ウソ日記』櫻いいよ／スターツ出版
審査員奨励賞、おめでとうございます。
本のタイトルを強調し、興味をかき立てるPOPです。色使いが丁寧で優しく、あらすじも
簡潔。「ウソ」とは真逆の作者の「まごころ」を感じました。

田中　結　　中学３年生　『流浪の月』凪良ゆう／東京創元社
審査員奨励賞、おめでとうございます。
モノクロのシンプルな色使いながら、「この本を是非読んでみたい」とこちらに思わせる
オーラが漂っていました。

伊藤奈乃葉　中学３年生　『聲の形』大今良時／講談社
審査員奨励賞、おめでとうございます。
吹き出しに文字は書かず、様々な色形で描くことで、描かれている耳（耳が聞こえない女
の子）に声は聞こえないけれど、表情や動作で感情は伝わるということを表しているよう
に感じました。実際に読んでみたいと思った作品でした。

吉丸果菜子　高校２年生　『美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星』西尾維新／講談社
審査員奨励賞、おめでとうございます。
美少年探偵団の文字が目を惹きつけます。
そして、文字を切り絵にしているところにセンスが光ります。
色文字を上手く使用して、手にとって読んでみたいと思わせるポップです。