2024.07.08
今月の言葉
7月の言葉「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」
7月の言葉 「南無阿弥陀仏 人生まれたことの意味をたずねていこう」
このテーマは、2023年の春に真宗本廟(東本願寺)で行われた、宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃(きょうさん)法要のテーマです。
親鸞聖人は、「人間」という言葉について「ひととうまるるをいう」(『唯信鈔』・『真宗聖典』1094頁)と解説しています。
「人」という言葉について、本学の宮城 顗(みやぎしずか)先生(1931~2008年)は、
私は私として既に存在し成り立っていて、その私がまわりの人々と関係をもつ、というのではなく、まわりの人々との関係においてはじめて私が成り立っていくのである。
(『テキスト本願文』上・7頁)
と述べられています。では、この私を成り立たせている「まわりの人々」とは、一体どのような人を指すのでしょうか。家族や友人、または関わったことのない赤の他人も含まれているのでしょうか。
「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」というテーマが、一人では生きられない私たちに問いかけています。
仏教学科 学生一同
<お知らせ>
この内容については、仏教学科の行事「夏の法要」で、皆様と共に考える時間を持つ予定です。どなたでも参詣できますので、皆様のお越しをお待ちしております。
2024年度 仏教学科「夏の法要」
日時:2024年8月2日(金)13時~16時
場所:生涯学習センター※事前予約不要