2024.09.02

今月の言葉

9月の言葉 「轍」~つながりに生きる~

9月の言葉 「轍」(わだち)~つながりに生きる~

「轍」(わだち)、以前の学園祭(大谷祭)で、学生がテーマとして掲げた言葉です。
 学園祭は、学生が自分たちで企画して行う行事です。掲げるテーマは、すべての学生が共感できるように、学生たち自身が考え苦労しながら決めていました。
 私たちの日々の生活は、決して楽しいことだけではありません。むしろ、現実や将来への不安から、自分の周りに壁をつく孤独の中でもがき苦しむことが多いのではないでしょうか。
 そんな時、友人、家族、先人たちが歩んだ道に救われることがあります。私に先立って、自分と同じように悩み、もがき苦しむ中で懸命に人生を歩んでいく先人や仲間がいる。そのあゆみに触れたとき、外から壁は壊され私たちの人生を豊かに照らしてくれるのでしょう。
 当時の学生たちが、つながりの中に生きる大切さを「轍」という言葉に込め、自分たちも周りの人生を照らす道となることを願いとして掲げてくれたテーマであったと思い返されます。

                           総務部長 廣瀬智海